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貿易実務検定B級・C級 合格体験記

神戸大阪通関貿易教育研究社の貿易実務講座受講生で合格された方の体験記を掲載中です。

今後の学習や講座の受講等の参考にしてください。

令和2年5月・8月受験 貿易実務検定 B級・C級 連続合格
Web試験(B級・C級)にて受験   
U.M.さんの合格体験記  20代女性  奈良市
(貿易実務検定B級C級セット受験対策講座受講)
                                              

【試験・講座を受けるきっかけ、講座について】

 私が貿易実務検定を受験したきっかけは、職場で新人教育を任されたからでした。
輸出専門の貿易商社(電子部品関係)に入社して今年で7年が経ちますが、今まで上司や先輩が行っていた新人教育を初めて任され、貿易の流れや貿易書類(特にL/CB/L記載事項)について上手く説明できないことに気付きました。また、日頃から輸入業務についても知りたいと思っていたので、「せっかく貿易を勉強するなら資格も取ろう!」と思い、試験を受けることにしました。

 数年前に、独学でC級を2回受験したことがありましたが、2回とも不合格でした。今振り返れば、不合格の原因は、1) 過去問に取り組まなかったこと、2) 市販の分厚い検定対策書を丸暗記しようとし、輸入・輸出の流れどころか、インコタームズもうろ覚えなまま受験したことだと思います。しかし「次こそは絶対に受かりたい」「ワンランク上(B級)も目指したい!」と思い、先生の対策講座を受講しました。この講座を選んだ理由は、価格面だけでなく、立地、土曜日開講という好条件が揃っていたからです。

 先生の授業では、テキストを読みながら、先生が提示して下さった具体例でより理解を深めることが出来たと思います。貿易用語の意味だけを覚えるのではなく、貿易実務に関する様々な流れを覚える中で、貿易用語を理解することが出来ました。何より、質問しやすい雰囲気の講座であったことが、私にとって本当に有難かったです。毎回の授業で疑問を残すことなく、宿題で分からなかった点も授業内で気軽に質問することが出来たので、理解できる箇所が少しずつ増え、結果的に楽しく勉強できました。

 

【試験勉強とWeb試験について】

私が受けた試験は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、Webで行われました。試験内容(難易度)はB級、C級ともに、過去問と変わらなかったと思います。授業中に、先生が何度も「過去問を繰り返し解くこと」を強調されていらっしゃいました。私はそれに従い、B級、C級両方とも最低3回、苦手分野(私の場合はB級のマーケティング)は5回ほど、複数の過去問を繰り返し解きました。また、小テストやチャレンジ問題、先生作成の過去問からの抜粋問題も、何度も繰り返し解きました。平日はほぼ毎日残業で勉強する時間を取ることが難しかったので、試験勉強は土日のみでした。しかし、先生の勉強方法のアドバイスのおかげで、Web試験でも、過去問で見たことのある問題が多く出題されていることに気付き、あまり動揺せずに受験することが出来たと思います。

ただし、Web試験では、会場試験に比べて数点不利なことがありました。

 

1)   問題1、問題2、などの大問ごとに制限時間がある(得意分野は早めに解き、苦手分野に時間を割く、という時間配分ができない)


2)   必ず問題1→問題2→問題3…という順番で解答しなければならない(得意分野を先に解き、苦手分野を後で解く、という順番をつけることができない)


3)   各大問の「解答終了」ボタンをクリックすると、前の大問には戻れない(=見直しが出来ない)(例:問題1から問題2へ移動した後は、問題1に戻ることができない。問題1を全て解き終えると、問題1の全問題文と、自分が選択した解答が一覧で表示されるので、そのページで問題1の見直しをすることができ、解答を変えることも出来る。その後「解答終了」ボタンを押すと、問題2に進んでしまい、問題1には戻れない。もちろん、全ての問題を終了した後も、問題1や問題2、問題3などの前の大問には戻れず、それらの自分が選択した解答が表示されることもなく、見直しも出来ないまま試験終了となる)


4) 語群選択はプルダウンメニューからの選択になるので誤選択しやすく、また、既に選択した語が消えないので、重複して選択することが出来てしまう(紙の場合、選んだ語には線を引くなど、重複選択を避けることが可能だが、Web試験ではそれが出来ない)


5) 常に画面に残り時間が表示されており、時間が減っていることが視覚的に分かり、焦りが出てくるという、会場試験よりも不利な点がありました。

 

上記5項目は、B級・C級の共通事項ですが、その他に私が非常に動揺した点が1点あります。それは、B級試験の実務英語【問題4】の長文読解です。過去問を解いていると、設問(出題)順が、英語長文のパラグラフ順になっていることに気付かれるかと思います。しかし、Web試験ではランダム出題となるため、パラグラフ順の出題になっておりません。(英語に限らず、B級、C級全ての大問中の出題順がランダムです。)私の場合、長文1問目の問題が、いきなりパラグラフの最終文章の内容になっていました。その後の出題順も、パラグラフの真ん中あたり→始め→終わり→始めあたり→真ん中…のようになっており、長文の流れに沿った出題順にはなっておりませんでした。

私の英語長文の勉強方法は、「本文を少し読んで問1を解く→本文に戻ってまた少し文章を読む→問2を解く→また本文に戻って少し読む…」という順序でした。しかし、これからB級試験をWebで受験される方は、英語の長文問題はランダムに出題されても解けるようにしておく必要があると思います。また、時間制限があることも意識しながら勉強することも重要だと思います(私の場合は、英語長文問題の制限時間が25分でした)。私は過去問を解く時に、1時間以内で解くことは意識していましたが、各大問の制限時間を意識して勉強していませんでした。その結果、各大問において全問解答出来ず強制終了になってしまいました…。ランダム出題の為、自己採点が出来ず、結局何点だったのか不明ですが、無事に合格できたので、今はとにかく安心しております…。


【最後に】
私がC級・B級試験に合格できたのは、この講座のおかげです。何より楽しく、疑問を残すことなく勉強できたことが、本当に良かったです。実務でも使える知識だけでなく、普段仕事で携わらない輸入業務など、貿易全体の流れも知ることができ、今後の仕事で役立つこと間違いなしだと思います。初めてのWeb試験ということで緊張しましたが、先生の細かく丁寧な説明のおかげでたくさんの貿易実務について理解でき、勉強方法についてもアドバイスを頂けたおかげで、合格することができました。約3か月という短い期間ではありましたが、大変お世話になり、ありがとうございました。

 



☆神戸大阪通関貿易教育研究社からのコメント☆

U.M.さんは弊社で学習を初められた頃よりC級レベルはある程度理解されていましたので、C級の試験は全く問題ありませんでしたが、終始こちらがお渡しする課題を確実に進められ、順調に知識を増やしていかれて何ら問題なくC級、B級と合格されました。唯一の問題点はコロナウイルスの蔓延に振り回されて試験の日程や受験方法が変わることでした。これはただ推移を見守るしかなく、なんら対策を立てることができないことでしたが、ただ、そのようなことがあっても全く動じることなく、逆にその変化さえも楽しむようなところがあり、とても前向きでその当りのこともこのような状況ながらたった一度で余裕をもって合格されることにつながっているのだと思います。今後習得された知識をお仕事など様々なことにお役立てください。合格おめでとうございます。




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